自分へかえるブログ

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思い出したくない記憶を蘇らせないようにするスキル

こんにちはトーマスです。

前回のブログで「超人的な記憶力が欲しいー!」と喚いていたトーマスですが、

『思い出したくない事を蘇らせないスキル』
が欲しいというコメントを頂きまして、

これは多分、多くの人が持っている気持ちだと思いましたので記事にする事に致しました。

目次

【思い出したくない事に限ってすぐに思い出してしまう】

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思い出したくない事って本当に沢山ありますよね。

トーマスもたっっくさんあります。

・小さい頃とか乙女時代に痴漢にあった事。
ジャイアンみたいな子にイジメられた事。
・そのジャイアンに命令されて転校生をみんなでイジメてしまった事。
・些細な気持ちで友達に言った冗談が、実は酷く友達を傷つけてしまっていた事。
・飲み屋で酔っ払って暴力を奮ってしまった事。
・地域の飲み会で大御所に説教して大喧嘩になってしまった事。

などなど、ちょっと思い出しただけでドン引きレベルのものが沢山出てきました。

当時は思い出し出したくないのに思い出してしまう事が苦痛で、冗談抜きで
(あぁ、もう、世界が滅びればいいのにな。もうこの世から消えて無くなりたい)
とか思ったりしてました。

この頃は思考や感情のコントロールの仕方を知らなかった為、ひたすら苦痛を感じるのみでした。

自分が何かをやらかしてしまった時ほど相当キツかったように思います。
現に『痴漢』や『イジメられた事』などは怖い記憶ではあったものの、自分がやらかした事柄ではないので、
思い出した時に【記憶】として残ってはいるものの、【不安】や【不快感】は2年ほどで消え去りました。

【嫌な記憶ほど何故頻繁に思い出してしまうのか】

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思い出したくない事を頻繁に思い出してしまう、というのは、本来自分の身を守る為に出てくる反応です。
・同じ過ちを繰り返さないようにする
・同じような危険に遭わないようにする
・不快な気持ちに対して耐性をつける

等の理由から頻繁に表へ出るようになります。

【忘れたい記憶への対処法】

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しかし、思い出す事で辛くて堪らない、気が病んでしまう、眠れなくなってしまう、となってくると、身体に影響が出てしまう事もあります。

そんな時の対処法としては
『忘れるようにする』よりも
『記憶の書き換え』又は『他の事柄に集中』
の方が効果が期待出来ます。

【結局忘れる事は出来ないの?】

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『忘れようとする』というアクションは、裏を返すと『常に意識する』に繋がります。

例えば

「今から黄色いものをいくつか頭に浮かべて欲しいのですが、『バナナ』だけは絶対に思い出さないで下さい」

と言われたとします。

しかし、「バナナだけは絶対思い出さないでください」と言われた瞬間に人は咄嗟に『バナナ』を思い浮かべてしまいます。

黄色いもの、バナナ、という情報がガツンと入ってしまった上に「絶対に思い出さないでください」の言葉によって

「私は『バナナの事を絶対に思い出さないようにする』」

となります。

『バナナの事を絶対に思い出さないようにする』事に意識が向いているので、忘れられる筈がありません。

記憶を植え付ける時には、その対象に向かって意識を集中させる事が必要となるわけですが、
『バナナを忘れる』に意識を集中してしまえば、結果的には『バナナを忘れたい私』を植え付けるのと同等になるわけです。
結局のところ意識しっぱなし状態となります。

【記憶の書き換えや他の事に集中が効果的な理由】

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『記憶の書き換え』は頭の中でやらかしてしまった時の状況を敢えて思い出し、それによって起こる悪い出来事の予測の部分を自分にとって良い方向へ向かう想像をします。

トーマスで例えてみると、
『酔っ払って地域の大御所と大喧嘩』

これによって起こるかもしれない悪い出来事は

・地域中に悪い噂が広まる
・大御所の権力で村八分状態にされる
・次に会った時にあからさまな無視をされる

などなど起こりうる可能性が出てきます。

この『かもしれない』事態が実際に起きた場合、どう対処するかを考えていきます。

・悪い噂
☆自分が困る事が無ければ特に何もしない。
☆噂について聞いて来た人にだけ、その時の状況を説明する。(後は勝手にその人から周りに拡散される)

村八分
☆自分が困る事が無ければ特に何もしない。
☆必要な連絡が回ってこないなどがあった時のみ
「私情でこういう事をされると困ります」と意見する。


・会った時に無視をされる。
☆会った時は自分から挨拶をする。
自分に悪い所があった場合はその場で「先日は酔っていたとはいえすみませんでした」と謝罪する。
☆それでも無視される場合でも会う度に挨拶をする。相手に合わせるのでは無く、自分のペース(大人として対処する)で行動する。

↑のようなシチュエーションを繰り返し頭の中でシミュレーションする事で、【対策が完了した自分】となり、落ち着いた気持ちで生活出来るようになってきます。

因みにトーマスは上記の事を実践した事で喧嘩した大御所とはいつの間にか仲直りしていました。
最初のうちは何度も挨拶を無視されていましたが、
多分向こうも大人気ない自分の態度に気づいたのでしょう。
徐々に笑顔で挨拶を返してくれるようになりました。



『他の事に集中』に関しては、人間は完全同時に複数の事柄を思い浮かべたり考える事は出来ません。
よって他の物事に集中している間は【忘れたい事】を思い出さなくなります。

集中する物事は何でも結構です。

トーマスで例えると、
『私はサンスクリット語を自由自在に操れる』
という言葉を頭の中で繰り返します。

嫌な記憶が蘇り不快な気持ちになる

『私はサンスクリット語を自由自在に操れる』
『私はサンスクリット語を自由自在に操れる』

嫌な記憶が蘇り不快な気持ちになる

『私はサンスクリット語を自由自在に操れる』
『私はサンスクリット語を自由自在に操れる』
『私はサンスクリット語を自由自在に操れる』

(よし、勉強頑張ろ)

こんな感じで意識を他へ向けます。


文が短いとよりお手軽です。

例えば

嫌な記憶が蘇る

『私は豊かになる』

嫌な記憶が蘇る

『私は豊かになる』
『私は豊かになる』

嫌な記憶が蘇る

『私は豊かになる』
『私は豊かになる』
『私は豊かになる』

(よし、資産を増やす方法を調べよ)

のような感じになります。


これらの方法を繰り返しているうちに、その嫌な出来事はいずれただの【記憶】に切り替わり、そこに伴う【感情】が徐々に薄まっていきます。


感情が強く出てしまう時は
(私はまだ相当気にしてるんだなぁ)
というように今の自分の状態を確認する気持ちで観察します。

するとそのうち、
(ん?前よりもザワザワしなくなったな)
と思える日が訪れます。




起きた出来事は変えられないものです。
しかし、その事象に対しての気持ちはいくらでも書き換える事が出来ます。

そして起きた出来事から学べる物は沢山あります。
そこから自分は何を学ぶべきなのか、を考えていくと、自分自身が格段に成長すると共に、メンタルの強化にも繋がりますので、

ものは試しにと1度実践してみる事をオススメします。



そんな感じで本日ここまで!


いつもあなたが笑顔でいられますように。